大型昇降鋸盤を使用し、一枚の板から製品の材料切りを行います。

大きいものは1m以上になるさまざまな材料を、寸法の公差0.1mm未満の精度で切り出します。

安藤製作所では、その後の加工品質に大きく左右する切断技術を、日々の仕事の中で追求し続けています。

フライス盤では主に、外形や厚さを削ります。また、表面をきれいに加工する際にも使用し、製品を高品質に仕上げるためにも重要な工程です。さらに、ギア（歯車）の作成や切込みを入れる加工にも使用します。

また、複雑な製品にはNCドリルの機械加工も活用。

人の手と機械の利便性を適材適所で駆使し、お客様のご要望にお応えします。

汎用旋盤でねじ切りや材料を丸くする加工を行います。材料が切られていれば、ほぼすべての加工が可能です。

旋盤の刃の研ぎ方ひとつで、製品の見栄えや完成度は大きく変わります。

安藤製作所の職人は、自ら刃を研ぐ技術を持つため、幅広い可能に対応できます。

業界全体で減少傾向にある中、私たちは自社で研ぎ技術を持つことにこだわり続けています。

ボール盤は主に材料に穴をあける際に使用します。安藤製作所へのご依頼は、ほぼすべての製品に穴あけ加工が伴うため、製品の品質を左右する重要な技術です。また、タップという加工も行うこともあります。

タップとは、ビス止めで使う穴のことで、寸法にほんのわずかなずれがあるだけで製品として使えなくなってしまいます。

そのため、穴の寸法調整は百分台で厳密に行います。

他の加工技術と異なるため、溶接工程を外注する会社が増えていますが、安藤製作所では溶接も職人が磨き続けるべき技術と考え、自社内で一貫対応しています。

幅広い材質を用いた溶接が可能な上、温度のコントロールや溶接棒を融合させる技術で、仕上がりの美しさと接合の品質も追求。

稀に溶接のみで依頼されることもある技術力は、製品の強度向上、信頼性の高い液体容器製作に欠かせない安藤製作所の強みです。